【撮影目的】
立位荷重時における縦方向の足底のアーチの観察。
偏平足の診断。
【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する。
【ポジショニング】
安定した低めの台に5cm程度のポジショニングブロックを置き、その上で立位。
両足でカセッテを挟み、検側の足の内側をつける。
検側の足基準線(踵骨と第2趾を結ぶ線)とカセッテを平行にする。
検側に自然~最大限の荷重をかける。
態勢を保持する手すりがある場合はつかませる。
R/Lマーカーを配置する。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:外果から下に引いた垂線と足底の交点に向けて水平入射。
距離:100cm
照射野:指先~下腿骨遠位1/3を含む範囲に絞る。
【撮影条件】
50kV / 5mAs
グリッド ( – )
【画像・チェックポイント】
正常例 (Wikipedia)
正常例 (musculoskeletalkey, Fig.3-9, Fig.3-33)
Calcaneal pitch、Tarso-first metatarsal angleが計測可能であること。
距骨上面の内側外側が重なっていること。
腓骨遠位が脛骨遠位に重なっていること。
踵骨が過露光にならずに観察できること。
皮質、骨梁が明瞭に観察できること。
R/Lマーカーが入っていること。
動きによるブレがないこと。
【動画】
【関連資料】