【撮影目的】
中距踵関節、後距踵関節、足根洞の観察。
【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する。
【ポジショニング】
検側を下にした側臥位。
非検側の下肢を検側よりも前に出す。
足底部をカセッテ下端と平行にする。
踵を上げ、足基準線とカセッテがなす角度を30~45°とする。
頭尾方向に20°で斜入射することを考慮して、カセッテを足側に配置する。
R/Lマーカーを配置する。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:内果から1横指分、遠位に向けて頭尾方向に20°で斜入射。
距離:100cm
照射野:踵骨が含まれる範囲(15×15cm程度)に絞る。
【撮影条件】
55kV / 5mAs
グリッド ( – )
【画像・チェックポイント】
正常例 (Fig.3)
足根洞を中心に後距踵関節、中距踵関節が均一の間隙で観察できること。
踵骨が過露光にならずに観察できること。
皮質、骨梁が明瞭に観察できること。
軟部組織が観察できる寛容度であること。
R/Lマーカーが入っていること。
動きによるブレがないこと。
【動画】
【関連資料】