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Radiograph

仙腸関節斜位撮影 Sacroiliac joint oblique view

English ver.
Radiopaeida (AP)

【撮影目的】
仙腸関節間隙を観察する。通常、左右を撮影して比較する。
関節炎、骨折、脱臼の診断。
骨盤骨折が疑われる場合はCTやMRIが推奨される。

【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する。

【ポジショニング】

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仰臥位。
正中矢状面とカセッテの中心軸を合わせる。
検側を上げた斜位(関節上部が目的:40°、関節下部が目的:20°)とする。
カセッテに近い側の股関節と膝関節を軽度屈曲させる。
カセッテから遠い側(検側)の下肢は膝を立て、軽度外転する。
上肢は照射野から離して配置する。
射出点と中心が一致するようにカセッテを配置する。
R/Lマーカーを貼る。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:上前腸骨棘より3横指内側、2横指尾側の点に向けて尾頭方向15°で斜入射。
撮影距離:100cm
照射野:仙腸関節を余裕持って含める範囲とする。

【撮影条件】
80kV / 25mAs (もしくは被ばく低減のために90kV以上で撮影)
グリッド ( + )。斜入射するためグリッド箔の向きに注意
呼気停止

【画像・チェックポイント】
正常例(radiologykey)

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SIjointOblique012
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仙腸関節の間隙が観察できること。
仙腸関節が照射野の中心に投影されていること。
カセッテから離した側の大腿が重なっていないこと。
両側を撮影する場合は左右対称に撮影されていること。
寛骨臼と大腿骨頭の間隙が均一であること。
軟部組織まで観察できること。
ブレがないこと。

【動画】

【関連資料】





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