【撮影目的】
鼻骨および軟部組織の側面からの観察。
撮影法はX線量の違いを除き、頭部側面撮影とほぼ同様。
比較のために両方向から撮影することもある。
【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する(ピアス、眼鏡等)。
【ポジショニング】
腹臥位または座位。
頭部を回旋させ、検側を近づけた側面とする。
マーカー(R→L, L→R)を置く。
正中矢状面をカセッテに対して平行にする。
ドイツ水平線をカセッテに垂直にする。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:鼻根部を中心に、カセッテに垂直入射する。
撮影距離:100cm
照射野:前頭洞から前鼻棘を含む範囲に絞り、散乱線の影響を最小限にする。
【撮影条件】
50kV / 4mAs
グリッド ( – )
呼吸停止
【画像・チェックポイント】
正常例 (Radiopaedia)
鼻骨が側面となっていること。
必要最小限の照射野であること。
【動画】
【関連資料】