【撮影目的】
足部の骨折、関節間隙、軟部組織、異物の観察。
【撮影前の確認事項】
検査目的の場所を確認する。
障害物となるものを除去する。
【ポジショニング】
仰臥位または座位。
両側の膝関節を屈曲し、足趾を伸ばして足底をカセッテに密着させる。
検側の足基準線(踵骨と第2趾を結ぶ線)をカセッテ長軸に合わせる。
膝を内側に倒し、足部全体が捻じれないように外側を2横指(30°)分だけ上げる。
R/Lマーカーを配置する。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:第3中足骨基部を中心に近位に向かって垂直入射。
距離:100cm
照射野:踵骨から指先を含む範囲に絞る。左右は皮膚面まで絞る。
【撮影条件】
50kV / 4mAs
グリッド ( – )
【画像・チェックポイント】
正常例 (Radiopaedia)
足部のすべての骨が含まれていること。
外側(第3)楔状骨が立方骨と重なっていないこと。
第3~5中足骨が重なっていないこと。
第1,2中足骨が完全には重なっていないこと。
第3中足骨内側と第3楔状骨内側のアライメントが追えること。
皮質、骨梁が明瞭に観察できること。
軟部組織が観察できる寛容度であること。
R/Lマーカーが入っていること。
動きによるブレがないこと。
【動画】
【関連資料】