English ver.
Radiopaedia(PA)
Radiopaedia(RAO/LAO)
【撮影目的】
PA:両側の胸鎖関節を観察する。
RAO/LAO:片側の胸鎖関節を観察する。
【撮影前の確認事項】
検側がどちらか確認する。
障害物となるものを除去する。
【ポジショニング】
立位(または腹臥位)。
正中矢状面とカセッテを垂直にする。
胸骨柄(隆椎よりも4横指下)をカセッテ中心に合わせる。
RAO/LAO:カセッテに近づけた側の胸鎖関節を描出する場合は正中矢状面を40°傾け、カセッテから離した側の胸鎖関節を描出する場合は15°傾ける。
両腕は力を抜いて下す。
RLマーカーを貼る。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:
PA:胸骨柄を射出点として垂直入射。
RAO/LAO:検側の胸鎖関節を射出点として垂直入射。
撮影距離:100cm
照射野:
PA:両側の鎖骨の近位1/3を含む
RAO/LAO:15x15cm程度で胸鎖関節を中心に投影する。
【撮影条件】
70kV / 16mAs
グリッド ( + )
呼気停止
【画像・チェックポイント】
PA撮影 (Radiopaedia)
斜位撮影 (Radiopaedia)
目的とした側の胸鎖関節間隙が明瞭に観察できること。
照射野が十分に絞られていること。
PA撮影では棘突起が椎体の中心に投影されており、両側が左右対称であること。
RAO/LAO撮影では胸鎖関節に胸椎が重なっていないこと。
ブレがないこと。
RLマーカーが映っていること。
正常な胸鎖関節間隙は3~5mm。
【動画】
【関連資料】
斜入射による方法