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Radiograph

胸部側面撮影 Chest lateral view

English ver.
Radiopaedia

【撮影目的】
気管、大動脈、心臓、胸骨、肺野、横隔膜、後部肋骨横隔膜角の観察。
検査目的に依るが通常はRL方向で撮影し、心臓の拡大を最小限にする。

【撮影前の確認事項】
正面PA撮影の画像から側弯の有無を確認しておく。
障害物となるものを除去する(ネックレスなど)。

【ポジショニング】

ChestLateral006
ChestLateral007
ChestLateral008b
ChestLateral009
ChestLateral009b
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ChestLateral006
ChestLateral007
ChestLateral008b
ChestLateral009
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左側をカセッテ密着させた立位。
冠状面をカセッテと垂直にする。
カセッテの高さは正面PA撮影と同じ(上縁は肩関節から5cm上)。
マーカー(R→L, L→R)を置く。
両腕を十分に挙上して、肺野上葉にかからないようにする。
軽度前傾し、顎を上げる。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:体幹部の中心、かつ肩甲骨下縁の高さ(リラックス時)に垂直入射。
撮影距離:200cm
照射野:肩甲骨下縁を中心として、肋骨弓下縁まで広げる(正面PA画像から大まかに後部肋骨横隔膜角の位置を把握しておく)。

【撮影条件】
120kV / 8mAs ※心臓の拍動による影響を最小限にするため、可能な限り撮影時間を短くする(mAを最大)。
グリッド ( + )
最大吸気

【画像・チェックポイント】
正常例 (Radiopaedia)

ChestLateral010
ChestLateral011
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ChestLateral010
ChestLateral011
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肺野が上下、左右で欠けていないこと。
両腕と顎が他の構造物と重なっていないこと。
椎体が接線で投影されていること。
心臓に重なった肺門理が観察できること。
最大吸気で撮影されていれば横隔膜の上に後肋骨が10本観察できる。(もしくは正面PA撮影の画像と並べて横隔膜の位置を比較する)
カセッテから遠い側の後肋骨、肋骨横隔膜角は拡大されてわずかに後方に投影される。
ブレがないこと。

【動画】

【関連資料】

完全な側面よりもわずかにRAOとすることで、後肋骨を重ねる方法もある。

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