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Radiograph

肩甲骨正面撮影 Scapula AP view

English ver.
Radiopaedia

【撮影目的】
肩甲骨の観察。

【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する。

【ポジショニング】

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ScapulaAP004
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立位、座位(または仰臥位)。
カセッテに背を向け、冠状断とカセッテを平行にする。
検側に向かって~20°の斜位とすることで肩甲骨をカセッテに平行にすることが可能となるが、肋骨の重なりが多くなる。
肩甲骨(烏口突起から5cm下)をカセッテ中心に合わせる。
→鎖骨中心から4横指下を中心にするという書籍もある。
検側の上腕を挙上し、手のひらを頭の上に置く。
RLマーカーを貼る。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:カセッテ中心(肩甲骨)に向けて垂直入射。
撮影距離:100cm
照射野:肩甲骨全体が含まれるように絞る。

【撮影条件】
70kV / 16mAs
グリッド ( + )
呼気停止
→もしくは呼吸中に3秒以上の曝射時間で肺野陰影をブレさせる。体動が無いようにカセッテと体を密着させる。

【画像・チェックポイント】
正常例

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ScapulaAP006
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肩甲骨内側は胸郭と重なるが、外側は肋骨と重なりなく観察できること。
肩峰が過露光とならずに観察できること。
肩甲骨全体が含まれていること。
軟部組織まで観察できること。
呼吸によるブレがないこと。

【動画】

【関連資料】

烏口突起の触診

烏口突起は筋肉で覆われている




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