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Radiograph

仙椎正面撮影 Sacrum AP/PA view

English ver.
Radiopaedia

【撮影目的】
仙骨の観察。骨折、脱臼、関節炎の有無。

【撮影前の確認事項】
背臥位で撮影するか、伏臥位で撮影するか確認する。
排尿し、障害陰影となる膀胱を空にする。腸内ガス・便が障害となることもある。
仙骨の湾曲の角度を側面像で確認する。
障害陰影となるものを外す。

【ポジショニング】

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SacrumAP04
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正中矢状面をカセッテ中心軸に合わせる。
骨盤の傾きがないように両上前腸骨棘とカセッテの距離を等しくする。
仰臥位の場合は患者が快適な姿勢になるように膝の下に枕を入れる。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:正中矢状面上で恥骨結合から5cm頭側の高さに、尾頭方向で斜入射(男性:10~15°、女性:10~25°、もしくは側面像を見て角度を考える)。
※腹臥位で撮影する場合は頭尾方向に斜入射
撮影距離:100cm
照射野:上縁は腸骨稜、下縁は大転子の高さに絞る。左右はそれぞれ上前腸骨棘より2横指内側まで絞る。

【撮影条件】
70kV / 25mAs
グリッド ( + ) 斜入射するためリス目は頭尾方向に平行とする。
呼吸停止。

【画像・チェックポイント】
正常例 (Radiopaedia)

SacrumAP05
SacrumAP06
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恥骨と仙骨孔が重なっていないこと。
骨盤の捻じれがなく左右対称に投影されていること。
正中仙骨稜、仙椎孔、仙骨翼が観察できること。
腹臥位で撮影した場合は仙腸関節が広く観察できること。

【動画】

【関連資料】

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