【撮影目的】
視神経孔の観察。
比較のために左右を撮影する場合が多い。
CTが使えない施設で有用。
【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する(ヘアピン、眼鏡等)。
腹臥位での撮影が可能であるか確認。(AP方向での撮影も可能であるが、水晶体の被ばくが増加する)
【ポジショニング】
腹臥位(座位も可)。
→腹臥位が不可能な場合は仰臥位で撮影する。
鼻棘耳孔線(AML)をカセッテに垂直にする。
検側を近づける方向に正中矢状面を37°傾ける(鼻尖と眼窩外縁をカセッテにつける)。
マーカー(R/L)を置く。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:検側の眼窩を射出点として、カセッテに垂直入射。
撮影距離:100cm
照射野:10×10cm程度で、乳突蜂巣を含む範囲。
【撮影条件】
75kV / 20mAs
グリッド ( + )
呼吸停止
【画像・チェックポイント】
Normal (quizlet)
視神経孔が眼窩の外側下縁に投影されていること。
前頭洞、篩骨洞、上顎洞に重積した眼窩下縁が観察できること。
左右を撮影した場合は対称に描出されていること。
【動画】