【撮影目的】
錐体骨の軸方向からの観察。
外耳孔、乳突蜂巣、乳突洞、骨迷路の観察。
頭尾方向45°で斜入射することで乳突蜂巣の空気を鼓室から外して観察する。
【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する(ヘアピン、眼鏡、ピアス、ネックレス、入れ歯等)。
【ポジショニング】
背臥位(座位も可)。
検側を近づける方向に正中矢状面を傾け、カセッテに対して45°とする。
ドイツ水平線をカセッテに垂直にする。
マーカー(R/L)を置く。
頭尾方向に45°の斜入射をするため、フィルムは顎が欠けないように(足側に)置く。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:入射点は非検側の眉の上、4横指の点に頭尾方向45°で斜入射。
撮影距離:100cm
照射野:15×15cm程度で、乳突蜂巣を含む範囲。
【撮影条件】
70kV / 25mAs
グリッド ( + ) ※斜入射するためグリッドの方向に注意
呼吸停止
【画像・チェックポイント】
Figure3(b)
照射野の中央部に、乳突蜂巣が投影されていること。
錐体内部の骨迷路が観察可能であること。
【動画】
【関連資料】