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Radiograph

クレメンツー中山撮影 Clements-Nakayama view, Modified axiolateral view

English ver.
Radiopaedia

【撮影目的】
股関節骨折や人工股関節置換術(Total Hip Arthroplasty, THA)の評価。
両側大腿骨の骨折や、術後で動くことができない患者に対する撮影。
股関節軸位撮影に似た画像が得られる。

【撮影前の確認事項】
股関節正面像を撮影している場合は画像から大腿骨頸部軸の角度を確認しておく。
障害物となるものを除去する。

【ポジショニング】

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仰臥位。
検側を寝台の端によせる。
両下肢は力を抜いて伸展する。
カセッテを検側の腸骨に接するように立てる。
カセッテは垂直に立てた状態から15°傾けて配置する。
カセッテを大腿骨頚部軸に平行(矢状面をに対して45°)にする。
X線入射点とカセッテ中心が一致するように、カセッテを寝台よりも下げる。
グリッド箔は寝台と平行になる向きに配置する。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:大腿骨頸部に向けて、大腿骨頸部軸に垂直な角度で斜入射。
撮影距離:100cm
照射野:大腿骨近位1/3が含まれる範囲。患者の前後方向は検側の坐骨が含まれる範囲でできるだけ絞る。(照射野を絞ることの散乱線の低減効果は大きい)
ただし、体内金属の状態確認が目的の場合はすべて含む範囲。

【撮影条件】
80kV / 50mAs
グリッド ( + ) 。グリッド箔を寝台に平行となる向きで使用する。
呼吸停止

【画像・チェックポイント】
Radiopaedia 

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大腿骨頚部が画像の中心に投影されていること。
大腿骨頭部、頚部、寛骨臼が観察できること。
必要最小限の照射野に絞られており、鮮鋭な画像が得られていること。
グリッドによるX線吸収で左右上下に濃度差がないこと。
皮質、骨梁が観察できること。
非検側の下肢が重なっていないこと。
体内金属がある場合はすべて映っていること。
RLマーカーが入っていること。
動きによるブレがないこと。

【動画】

【関連資料】

Clements RW, Nakayama HK. Radiographic methods in total hip arthroplasty. Radiol Technol. 1980 Mar-Apr;51(5):589-600. PMID: 6992195.





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