【撮影目的】
眼窩の内側に下顎頭、下顎枝を投影する。
骨折、脱臼、炎症などの観察。
比較のために両方向から撮影する。
【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する(ピアス、眼鏡等)。
【ポジショニング】
背臥位または座位。
捻じれがなく、頭部全体を検側に15°傾ける。
枕を入れ、顎を引いてドイツ水平線とカセッテを垂直にする。
マーカー(R, L)を置く。
口を大きく開けさせる。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:検側の眼窩に向けて、頭尾方向25°で斜入射する。
撮影距離:100cm
照射野:非検側の眼窩にかからないように絞る。
【撮影条件】
80kV / 8mAs
グリッド ( + )
呼吸停止
【画像・チェックポイント】
FIGURE 44-2
下顎頭が側頭骨に重ならずに、眼窩中心に投影されている。
→重なっている場合は口をもっと開ける必要がある
必要最小限に照射野が絞られていること。
マーカーが入っていること。
目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。
【動画】
【関連資料】
http://www.fdcnet.ac.jp/gazou/textbook/kougai/ppt.html