【撮影目的】
大腿骨頭、大腿骨頸部の観察。大腿骨前捻角の計測。
【撮影前の確認事項】
障害陰影となるものを外す。
【ポジショニング】
背臥位から股関節を90°屈曲、膝関節も90°屈曲する。
両下肢を45°外転させる。
姿勢の保持のためにポジショニングブロックに両足を乗せる。
【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:片側ー検側の鼠径部に向けて垂直入射。両側ー左右の鼠径部を結ぶ線の中点に垂直入射する。
撮影距離:100cm
照射野:大腿骨近位1/3が含まれる範囲。上下方向は寛骨臼および坐骨が含まれる範囲。
【撮影条件】
70kV / 16mAs
グリッド ( + )
【画像・チェックポイント】
左右マーカーが入っていること。
閉鎖孔が左右対称で投影されていること。
股関節腔が観察できること。
目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。
【動画】